CASE05.坂田 望(さかた のぞみ)さん
縁あって地元企業で10年近く勤務している坂田さん。入社後、結婚や出産を経て、子育てをしながらどのように働いているのかを伺いました。現在1児の母、株式会社シケン(小松島市)勤務。
公開 2024年4月17日
在宅ワーク週間がある働き方
どのような働き方をしている?働いている時お子さんはどうしてる?
株式会社シケン本社で、請求書の発行や入金処理、経費管理、売掛金の管理サポートなど経理の仕事をしています。
弊社では対象職種に限るのですが、2020年よりBCP(※)対策を目的にした在宅ワーク週間が設けられていて、毎月1週間は在宅勤務、残りの日数は出社勤務をしています。
勤務中、子どもは保育園に登園しています。
※BCP:災害などの事態が発生した際、損害を最小限に抑えながら、限られた職員や施設で業務の早期再開を図るために定める行動計画(業務継続計画)。 (令和5年1月発行 小松島市DX推進計画(素案)用語集より抜粋 )
在宅勤務と出社勤務の両方を経験して
坂田さんにとって、在宅勤務と出社勤務のそれぞれの良い点は?
それぞれの勤務で、良い面も悪い面もあると思っています。
在宅勤務は、通勤時間がかからないことが良いです。通勤にあてていた時間を家の用事に回すことができるので、ワークライフバランスの向上につながっています。我が家の場合は、子どもが通う保育所が自宅の近くにあるため、お迎えの時間に間に合う範囲で出社勤務の時よりも長く勤務することが可能になります。繁忙期などには残務の対応ができるため助かっています。
出社勤務は、他のスタッフの方と顔を合わせることで、家庭の自分と職場での自分の切り替えができるところが気に入っています。個人的には出社勤務の方が好きで、スタッフの方との雑談や交流なども含めて会社での時間が気持ちの面でのリフレッシュにつながっています。
育児と仕事の両立にあたっての心の支え
働くことに関して不安に思っていることは?家庭と仕事との両立について思うことは?
不安に思うことは、子どもの体調不良で急に仕事を休まないといけないことです。ありがたいことに他のスタッフの方は急な休暇にも「お互い様」と受け入れてくださいます。それでも迷惑をかけてしまったなと思うことや、休むことで仕事がたまっていくなどはあるのですが、仕事も育児も楽しみながら頑張っていらっしゃる先輩スタッフの姿や子育ての両立を応援してくれる社風などが心の支えになって、私自身は前向きに仕事ができています。
家庭と仕事との両立については、私の場合はそれぞれの比重を同じくらいにする方法が自分に合っているなと感じています。休暇に関する考え方は職場によっても異なると思うのですが、どんな方でも働きやすい職場がより増えたらいいなと思います。
小松島でのご縁と思い出
小松島市の会社で働いている理由は?また小松島の良いところやおすすめの場所は?
地元企業ということもあり、就職活動をする前から歯科技工物を扱う会社であることは知っていました。また、私自身が子どものころに歯列矯正にお世話になっていたこともあり、とても身近に感じていました。企業研究をしていくうちに、小松島から全国の歯科に通う患者さんのお口の健康に貢献していることを知り、自分もその一員になりたいと思って入社しました。
小松島市は、古いものも残しながら新しいものを取り入れているところが良いなと思っています。例えば、小松島ステーションパークは、手をたたくと反応するたぬきの銅像を残しながら、新しい遊具が設置されたので、子どもと一緒に遊びに行った時も自分の子ども時代も思い出せて感慨深いです。
社内制度を活用する日を待ちながら
今後はどんな働き方がしたい?
弊社には、対象職種に限るのですが、育児や介護の両立支援を目的にした在宅ワーク制度があります。家族の看病などで自宅待機が必要な場合に利用できる制度なのですが、子どもがもう少し大きくなって在宅勤務と家庭での子どもの看病が両立できる時期がきたら私も活用したいです。実際に制度を活用されている先輩スタッフがいるので、自分も活用できる日を心待ちにしながら、子育てが大変な今の時期を乗り越えたいなと思います。